毎朝毎朝ありがとうございます
かぶりものを身につけて
登校する子どもたちを見守っている
何年も前から立っている
ずっと立っている
はず
目の前を通過する子どもたちに手を振り声をかけるオジサン
冷めた様子で素通りする子どもたち
気まずそうに歩く子どもたち
クスクス笑いながら足早に通過する子どもたち
オジサンを取り囲んで話し込む子どもたち
横断歩道の反対側から跳びはねながら手を振り返す子どもたち
ある時には
そんな姿に賛同し協力する大人もいた
が
オジサンの前を通過するのは一瞬で
1日の生活の中でほんのささいなことかもしれないが
大きな温かい気持ちがぎっしり詰まった一瞬であることに気付きたい
自分には出来ないなあ