鬼の穴
看板にはコウモリやらゴミムシやら様々な生物が棲むと書いてあったですが何か
それはそれは険しい山を登ったところにあった
気温も低く
白い息をはきながら登り切った
恐る恐る入り口に近づくと奇妙な看板をハッケ〜ン
なになに
20分したら洞窟内の照明が消えますぅ
登りきった隊員たちは互いに顔を見合わせ
万が一の緊急事態に備えて入り口に一人待機させておくことに決めた
我々は待機する隊員に無事を誓い
洞窟の奥へと進んだ
アアアアア
5歩進んだところで
およそ3メートルもあろうかと言うほどの鬼が住んでいてもおかしくない大きさの広い洞窟であることが判明したっ
しかも全員で携帯電話を照らせばなんとかなるだろう言うことで全員で入穴〜
ありゃしかし
ほどなく行き止まり
洞窟の中でカラオケ大会でもしない限り20分は経たないことがわかり隊員一同は一安心したのだが
白い壁の間にある黒いのすき間に気づいた
その先はさらに続いてそう
しかしっ
その先はホンット真っ暗だったので何も見えない
危険な臭いを感じさえもしたっ
我々は明日もある身だということを考え
何も見えない暗闇を背に引き返すだけであった
次回再訪の時には懐中電灯とヘルメット持参だな