出雲からの帰り道
不思議な場所に立ち寄った
水田工事で土を掘り返している時
でっかい切り株が出てきた
「隊長こんなもんが出てきましたぜ。どがいにいたしましょ」
「撤去するしかないやろ。掘れ」
エンヤコラさっさ
「隊長〜掘っても〜掘っても〜根っこが出てきませ〜んっ。こっこりゃあ〜、大木が埋まってま〜す」
「お〜いもうちょっ〜と頑張ってみろ〜」
そんなやりとりがされたかどうか知らぬが、一本の大木が出土したことをきっかけにして、その村周辺は大騒動に巻き込まれることになった
数年後、火山研究者がそんな工事現場の写真を見て、これは研究に値すると考え、周辺の発掘調査を実施したのだ
下の画像は、地中に埋まっていた巨大埋没林の一部である
三瓶山が活火山だった3500年以上前に大噴火を起こし、周辺は火山灰や火砕流などで埋まってしまったと考える
そんな昔に中国山地で火山が噴火していたことに驚き、もののけ姫レベルの世界遺産級大木が並んでいたなんて、信じらんな〜い
自然の驚異、神秘を感じる1日であった